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リフトのない自然の雪のままのネイチャースキー場を作ろう

ネイチャースキー場とは

リフトのない自然の雪のままのスキー場を「ネイチャースキー場」と名付けます。適度な傾斜のある場所にネイチャースキー場を作って、そこにログハウスなどで休憩所を建てて、トイレを整備して、軽食やお茶を飲めるようにしておけば、一日中、ネイチャースキーが楽しめます。大人がゆったりと自然の中でのスキーを楽しめるように工夫していけばさらによいと思います。ネイチャースキー場で、子供達にネイチャースキーの道具を与えて、自由に遊ばせるのも良いでしょう。

2016年1月の時点では、そんなスキー場は、まだ一つもありません。しかし、リフトを頭の中から消して、スキーをどのように楽しむかということを考えれば、無数ともいえるネイチャースキー場のアイデアが生まれてきます。

 廃止スキー場の再生・子供の雪遊びの場所として

例えば、廃止になったスキー場をネイチャースキー場として整備しなおしてみましょう。昔あった初心者用の林間コースは格好のネイチャースキーコースになります。また、雪で覆われて冬の間使われていない公園をネイチャースキー場にするのも良いかもしれません。そこに小さな雪山を作っておけば、子供達の格好の遊び場になります。子供達が雪に触れて遊ぶために、ネイチャースキーは最適と言えるでしょう。

 冬の健康運動コースとして

また、雪で自動車が通れなくなった林道などは、横からの雪崩の恐れが無ければ、ネイチャースキーを楽しむコースとして適しているでしょう。そういう場所を、地元の人のウォーキングに代わる、冬の健康運動の場所とするのも良いでしょう。 

ネイチャースキーガイドという仕事の発生

もっと、積極的に森や自然を活用するコースを作ることも出来ます。コース中にアップダウンがしっかりあるテクニカルなコースを作るだけでも良いですし、森林観察や森を使ったセラピーなどを導入してよいかもしれません。そうなると、そこを案内するネイチャースキーガイドという新しい仕事が生まれてきます。スノーシューなど、他の雪上行動用具に比べて楽に歩き登ることができる利点のほかに、滑ることができるという利点を生かせば、雪山登山やスノーシューハイキングとは違ったコンセプトでコースが作れます。

 初めてスキーをする人の練習場・雪のない国から来た人のスキー体験観光として

もちろん、スキーを初めてする人の体験の場所、練習場にもなります。シールを貼ったネイチャースキーの道具を使えば、誰でもスキーが楽しめます。まずは、ネイチャースキー場で、シールを使った回転方法を覚えてもらうことから初めて、シールなしに滑れるようになってから、リフトのあるスキー場で、ゲレンデ用のアルペンスキーで滑ってみましょう。楽々スキー技術はゲレンデスキーの技術でもありますから、スムースにゲレンデスキーに移行できるはずです。そして、日本アルペンスキー学校でしっかり学べば、私のように、アルペンスキーを使ってバックカントリーを自由に滑れるようになることも、夢ではありません。

 地域とのかかわりを大切にして作っていくことが大事

このように、ネイチャースキーには、色んな可能性があります。それを可能性のままで終わらせないためには、どうすれば良いでしょうか。私は、ネイチャースキー場を作っていく中で、地域の人とのかかわりを持って、その人たちの協力をえることが大事なのだと思います。そうなれば、ネイチャースキー場をつくることが、地域の再生にもつながり、ネイチャースキーに関わる色んな仕事も生まれてくると考えるからです。

私たちと一緒にネイチャースキー場を作っていきませんか。お問い合わせをお待ちしております。